飯塚唯の霊視タロット「隠者」カード正逆の意味や、読み解き方をご紹介！

「隠者」正位置の意味

隠者の正位置には、過去と向き合ったり、自分の内面を見つめたりすることで、真理を探究するという意味があります。

雑音をシャットアウトし、集中力を働かせることで、素晴らしいヒントや気付きを得ることができるでしょう。人々に知恵を与える賢者の存在を意味することも。

「隠者」逆位置の意味

隠者の逆位置には、答えが出ない堂々めぐりを繰り返す、うちにこもって閉鎖的な状態に陥ってしまうという意味があります。

消極的でネガティブな状態で物事を探究しようとしているので、迷い道に陥ってしまうでしょう。人に背を向けた状態なので、孤立から抜け出せなくなっているのです。

隠者のカードが示す現在の状態は、勉強したい、何かに集中したい状態。人との関わりを減らしてひとり静かに過ごしたい気分なのかもしれません。

このカードが出たときは、じっくりと考えを深めるべきタイミングです。勉強や研究に打ち込むことで素晴らしい成果が期待できそう。そして、ひとりで学びを深めていると、周囲から意見を求められたり、頼りにされたりすることが増えるかもしれません。信頼できる人、知恵のある人という評価が高まるからです。

隠者のカードが示す相手の気持ちは、「そっとしておいてほしい」というものです。勉強したり、趣味に打ち込んだりするために、あえてひとりで行動することを選んでいるのかもしれません。

このカードが出たときは、レスポンスが遅れることが多いでしょう。人とやりとりすることの優先順位が下がってしまうからです。けれど、コミュニケーションを拒否しているわけじゃありません。まずは、自分のことに集中。その後に、ていねいなレスポンスを送ってくれるでしょう。

自分の足元を照らす隠者のカードは、探究することの大切さを教えてくれます。このカードが出た場合には、時間をかけて考えること、ていねいに調べることがアドバイスになるでしょう。答えを急がないことがポイントに。

また、過去の出来事を振り返ってみることで、素晴らしいヒントが得られるかもしれません。答えは遠くにあるのではなく、案外と近いところに隠れているでしょう。「必ず答えにたどりつくことができる」という思いを胸に、自問自答を繰り返してくださいね。